SSWICS試験

提供: debrisWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動

概要

試験後試料外観[1]
ドライアウトヒートフラックス[1]

溶融デブリの冷却および侵食挙動の知見収集と解析コードの高度化を目的に2002-2009年に実施されたMCCI計画のうち、クラスト内への浸水メカニズムと浸水による除熱、クラストの強度の評価を目的に行われた試験[2][1]。非浸食性の床の上で、UO2,ZrO2,コンクリートを主成分とした溶融物を生成、注水を行った。


クラストの強度、ドライアウト熱流束

  • クラストは冷却により亀裂が生じ、クラスト内への冷却水の侵入により熱伝達は上昇する。
  • コンクリートを含有しないデブリに対するドライアウト熱流束は約400kW/m2、コンクリート含有量の増加とともに減少し、含有量15%以上では、およそ100kW/m2となる。




関連項目

模擬試験
既往知見

参考文献

  1. 1.0 1.1 1.2 M.T. Farmer, S. Lomperski, D.J. Kilsdonk, R.W. Aeschlimann, "OECD MCCI-2 Project Final Report", OECD/MCCI-2010-TR07 (2010). https://publications.anl.gov/anlpubs/2015/03/114069.pdf
  2. M. T. Farmer, S. Lomperski, D.J. Kilsdonk, R.W. Aeschlimann, "MCCI Project Final Report", OECD/MCCI-2005-TR06 (2006). https://publications.anl.gov/anlpubs/2011/05/69911.pdf