RASPLAV試験
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概要
1994年-1997年にOECD主催でロシアにて実施された200kgの大規模模擬デブリ試験[1]。下部ヘッドにおけるデブリ(UO2-ZrO2-Zr)挙動:溶融、自然対流、鋼材との反応、圧力容器外部からの冷却性など、のデータが取得された。
デブリ成層化挙動
- 本試験の酸化物デブリではUO2リッチで高密 度の下層と、ZrO2リッチで低密度の上層の2層に分かれて成層化した。
- 主に以下の2相が析出
- 酸化物相:(U0.8Zr0.2)O1.8
- 金属層:(Zr0.98U0.02)OxCx
- 溶融状態での各成分の密度の違いが成層化に大きく影響することが判明した。
関連項目
参考文献
- ↑ V.G. Asmoly, S.S. Abalin, Y.G. Degal’tsev, O.Y. Shakf, E.K. D'yakov, V.F. Strizhov, "Behavior of a core melt pool on the floor of the reactor vessel (RASPLAV Project)", Atomic Energy, 84, 4, 241-255 (1998). https://doi.org/10.1007/BF02415231