LFCM表面に生成したU系二次鉱物の分析結果(経年変化)

提供:debrisWiki
2021年1月8日 (金) 13:51時点におけるSato Takumi (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成:「thumb|right|400px|図1 LFCM試料表面の変性物の外観(参考文献<ref name="Bur97" /> Fig.1) ==概要== 1990年に蒸気分配…」)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動
図1 LFCM試料表面の変性物の外観(参考文献[1] Fig.1)

概要

1990年に蒸気分配回廊の黒色LFCM(black lava)表面に黄色の変性物を確認(図1)。[1]

  • 変性物の分析結果(SEM, XRD)
    • Na3H(CO3)2・2H2O ~35wt%
    • UO3・2H2O - epiianthinite ~25wt%
    • Na4(UO2)(CO3)3 ~12wt%
    • Na2CO3・H2O ~15wt%
    • UO4・4H2O – studtite
    • UO2CO3 – rutherfordine
  • LFCMと環境(雨水、大気)との相互作用で形成したものと推定。



燃料デブリ・堆積物の生成プロセスの検討に資する情報

  • 周辺環境との相互作用による表面での炭酸塩形成の可能性。ただし大気雰囲気下での知見である点に留意が必要。



関連項目

チェルノブイリ原子力発電所事故
既往知見

参考文献

  1. 1.0 1.1 Burakov B.E., Strykanova E.E., Anderson E.B. (1997): “Secondary uranium minerals on the surface of Chernobyl “lava””, Mat. Res. Soc. Symp. Proc, 465, 1309-1311.