「一部形状を残していた燃料集合体の詳細分析データ」の版間の差分

提供:debrisWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
8行目: 8行目:
* 3-14C/G:制御棒と案内管の固着サンプル。全長約25cm。
* 3-14C/G:制御棒と案内管の固着サンプル。全長約25cm。


 破壊分析サンプルのうち、Mでナンバリングされたサンプルは、断面を研磨後に、微細組織観察(光学顕微鏡、断面金相、など)に供され、SEでナンバリングされたサンプルは、溶融処理後に化学・放射化学分析(ICP、γ分光、など)に供された。また、サンプルの全長について、中性子計測とγ分光分析が行われた。
 破壊分析サンプルのうち、Mでナンバリングされたサンプルは、断面を研磨後に、微細組織観察(光学顕微鏡、断面金相、など)に供され、SEでナンバリングされたサンプルは、溶融処理後に化学・放射化学分析(ICP、γ分光、など)に供された。また、サンプルの全長について、中性子計測とγ分光分析が行われた。[[ファイル:集合体分析 1.png|左|サムネイル|427x427ピクセル|'''<big>図1 炉心上部に残留した燃料集合体サンプル(D-141-3)からのサンプル採集位置 [1]</big>''']]
[[ファイル:集合体分析 2.png|左|サムネイル|1000x1000px|'''<big>図2 燃料棒と制御棒サンプルからの、破壊分析サンプルの切り出し [1]</big>''']]


=== 分析手順・方法 ===
=== 分析手順・方法 ===
[[ファイル:集合体分析 1.png|左|サムネイル|427x427ピクセル|'''<big>図1 炉心上部に残留した燃料集合体サンプル(D-141-3)からのサンプル採集位置 [1]</big>''']]
[[ファイル:集合体分析 2.png|左|サムネイル|1000x1000px|'''<big>図2 燃料棒と制御棒サンプルからの、破壊分析サンプルの切り出し [1]</big>''']]


== 参考文献 ==
== 参考文献 ==
[1] S.M. Jensen, D.W. Akers, E.W. garner, G.S. Roybal, Examination of the TMI-2 core distinct components, GEND-INF-082, 1987.
[1] S.M. Jensen, D.W. Akers, E.W. garner, G.S. Roybal, Examination of the TMI-2 core distinct components, GEND-INF-082, 1987.

2024年11月1日 (金) 12:39時点における版

サンプル採集位置

 図1に、INELのホットセルで分析された、燃料集合体上部サンプルのうち、詳しく分析されたD-141-3の見取り図と、詳細分析に供された燃料棒・制御棒のサンプル番号を示す[1]。図2には、採集した燃料棒・制御棒サンプルの破壊分析用の切り出し部位を示す[1]。D-141-3サンプルは、炉心外周から2層めにあったC7燃料集合体の上部が、上部格子に固着していた部分を回収した(参考)。

  • 3-30:燃料棒サンプル。燃料バンドルの外周側から採集、制御棒に隣接。全長は約40cm。
  • 3-42:燃料棒サンプル。燃料バンドルの中央近くから採集、制御棒に隣接していない。全長約28cm。
  • 3-1C:制御棒サンプル。3-30燃料棒に隣接。案内管と分離して回収。全長約40cm。
  • 3-1G:案内管サンプル。3-30燃料棒に隣接。制御棒と分離して回収。全長約40cm。
  • 3-14C/G:制御棒と案内管の固着サンプル。全長約25cm。

 破壊分析サンプルのうち、Mでナンバリングされたサンプルは、断面を研磨後に、微細組織観察(光学顕微鏡、断面金相、など)に供され、SEでナンバリングされたサンプルは、溶融処理後に化学・放射化学分析(ICP、γ分光、など)に供された。また、サンプルの全長について、中性子計測とγ分光分析が行われた。

図1 炉心上部に残留した燃料集合体サンプル(D-141-3)からのサンプル採集位置 [1]
図2 燃料棒と制御棒サンプルからの、破壊分析サンプルの切り出し [1]

分析手順・方法

参考文献

[1] S.M. Jensen, D.W. Akers, E.W. garner, G.S. Roybal, Examination of the TMI-2 core distinct components, GEND-INF-082, 1987.