LFCMの分析結果(元素組成、構成相)

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図1 LFCM試料の外観例(参考文献[1] Fig.6.18)

概要

建屋から採取したLFCM試料(図1)の元素組成、及び構成相の分析結果[1]

  • 黒色試料(蒸気分配回廊から採取)
    • 元素組成:6.4wt% U; 28 Si; 4.5 Ca; 4 Zr; 4 Al; 3.9 Na; 3 Mg; 0.31 Mn; 0.26 Cr; 0.045 B.
    • 微細構造
      • 母相:珪酸塩マトリックス(1.7 wt% K2O; 7.2 CaO; 4.9 MgO; 5.3 Al2O3; 2.8 ZrO2; 8.6 FeO; 2.1 U)
      • 析出物: U酸化物相、U-Zr-O相、 (Zr,U)SiO4
  • 褐色試料(蒸気分配回廊から採取)
    • 元素組成:10.9wt% U; 30 Si; 4.9 Ca; 4.8 Zr; 4.2 Al; 4 Na; 3.6 Mg; 0.9 Mn; 0.41 Cr; 0.065 B.
    • 微細構造
      • 母相:珪酸塩マトリックス(1.5 wt% K2O; 6.8 CaO; 5.8 MgO; 5.2 Al2O3; 3.2 ZrO2; 2.4 U)
      • 析出物:
        • U-Zr酸化物相 e.g. U0.9Zr0.1O2, U0.1Zr0.9O2.
        • チェルノビライト e.g. (Zr0.9,U0.1)SiO4.
        • Fe-Cr-Ni(小球)



燃料デブリ・堆積物の生成プロセスの検討に資する情報

  • 褐色試料のUの組成は黒色試料よりも高い。珪酸塩マトリックスの組成はほぼ一定であることから、褐色試料には多くのU粒子が含まれると考えられる。



関連項目

チェルノブイリ原子力発電所事故
既往知見

参考文献

  1. 1.0 1.1 Arutyunyan, R.V. Bolshov, L.A. Borovoi, A.A. Velikhov, E.P. Klyuchnikov, A.A. (2010): “Nuclear fuel in the ≪Shelter≫ encasement of the Chernobyl NPP”. ISBN 978-5-02-037465-2. [in Russian].