コンクリート成分の劣化(分解等)に関する情報
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概要
MCCIに関する知見が網羅的に纏められている。玄武岩系コンクリートの成分、密度等の基礎物性情報、各温度領域(100~1600℃)におけるコンクリート成分の劣化(Ca(OH)2 , CaCO3 )の分解等)に関する化学反応式が記載されている。
- コンクリートの熱分解・ガス発生反応
- 100 ℃: コンクリート中の自由水の蒸発
H2O(l) + 2258 kJ/kgH2O → H2O(g)
- 400–600 ℃: 水酸化カルシウムの脱水、 H2Oガスの発生
Ca(OH)2 + 1340 kJ/kgCa(OH)2 → CaO + H2O(g)
- 600–900 ℃:炭酸カルシウムの分解、CO2 ガスの発生
CaCO3 + 1637 kJ/ kgCaCO3 → CaO + CO2(g)
燃料デブリ・堆積物の生成プロセスの検討に資する情報
- 各温度領域(100~1600℃)におけるコンクリート成分の劣化(分解等)に関する化学反応式、生成物、発生熱量(p16-17)
関連項目
参考文献 SevÛn T. Molten Core Concrete Interactions in Nuclear Accidents Theory and Design of an Experimental Facility. VTT TIEDOTTEITA RESEARCH NOTES 2311; 2005.