炉心下部構造物(LCSA)の切断解体
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1987年年報
LCSA解体と下部プレナムからのデブリ取り出し 炉心部でのデブリ掘削作業により、LCSAの5層構造のプレート間にかなりのデブリが堆積していた。 当初は、アークプラズマでの切断回数が約2000回と予想された。これだけの回数では、LCSAの強度に影響する可能性が懸念された。 そこで、代替案として、ボーリング装置を併用した改良案が検討された(#プラズマアークでの直線切断と、ボーリング装置での円形切断の組合せ)。 5層構造のLCSAは、一枚ずつ解体される計画となった。 下部プレナム堆積デブリの物量予測が行われ、真空吸引可能な11トン、瓦礫状だが真空吸引不可なサイズが9トン、大きな瓦礫状が5トン、と推定された。また、炉心部からの移行が約500kgと推定された。 これらに基づきPick-and-place方式と真空吸引方式が併用されることとなった。また、比較的大きな粒子デブリをまきあげるための、エアリフトが導入された。 下部プレナムからのデブリ回収は、新たなツールを投入して、1988年から開始されることとなった。