1F、3号機の基礎マットの基本特性情報
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概要
1F、3号機の発電所本館建物の建設工事を中心とした情報が纏められており、コンクリート配合、 物性、建設時の知見が整理されている。
- 原子力発電所のコンクリートは人工岩用(無筋コンクリート)と上部建屋用の2種類に大別され、上部建屋のコンクリートは純構造用コンクリートと構造部材を兼ねたしゃへいコンクリートから成る。ドライウェルの周囲は鉄筋コンクリート造のしゃへい壁が配置されている。
- 1F 3号機コンクリートの特徴
- -細、粗骨材をJIS及びJASSに準拠してテストし、それらの骨材の中から性状が優れ、かつ現場への供給が円滑に行なわれ得る骨材として、阿武隈川産及び新田川産の川砂と、新田川産の川砂利を選んだ。
- -しゃへい設計上、乾燥比重で2.23以上。
- - 水セメント比:54%、単位セメント量:330 Kg/cm3、強度 225 Kg/cm2
燃料デブリ・堆積物の生成プロセスの検討に資する情報
- 1F、3号機に用いられたコンクリートの基本特性情報
関連項目
参考文献 野村 顕雄, 田中 宏志, 白阪 靖人. “福島原子力発電所第3号機工事報告”, コンクリートジャーナル, 12[6], 72-81 (1974).
https://www.jstage.jst.go.jp/article/coj1963/12/6/12_72/_pdf/-char/ja