事故前後での炉心物質とFPインベントリ
TMI-2事故前後での炉心物質とFP分布の評価は、事故炉のクリーンアップ作業、デブリ取り出し、事故進展解析等に向けた重要知見となる。炉心物質については、事故前の設計情報に基づいて初期インベントリが評価され、内部調査、サンプル分析、デブリ取り出しなどの作業の進捗に伴って、事故後の分布が評価された[1]。FPについては、事故時の炉心をU富化度によって3領域(炉心中央、炉心中間、炉心外周)に分割し、ORIGEN-II等の解析コードを用いて、事故直前のインベントリとその経時変化が評価された[2]。サンプル分析や内部調査、放射線計測の結果に基づいて、燃料デブリや破損燃料中のFP残留率、また、圧力容器内外の主要うな領域への移行率が評価された[1]。この項目では、初期インベントリと物質分布の評価についてまとめる。