Reactor Core Topography計画
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概要
Reactor Core Topography計画[1]では、Quick Look調査[2,リンク]で存在が確認された上部空洞内に、超音波探査プローブを挿入し、空洞の形状やデブリ堆積物の状態を確認した。プローブの設計製作、機能確認試験、運用方法の整備、運転員の訓練、現場組み立て、測定、撤去を5か月弱で達成した。観測の結果結果、上部空洞の容積が約9.3m3(本来炉心容積の約26%)であること、燃料集合体のうち42体で燃料棒の一部がほぼ全長にわたって残留し、そのうち2体は>95%の燃料棒が無傷で残留していたが、それ以外の燃料集合体は崩落し、本来位置から失われていたこと、空洞深さは平均で1.5m、最深部で2mであること、などが明らかになった。また、上部格子に、最長で約30cmの燃料集合体上部が残留していた。軸方向出力調整棒のうち5体が、ななりの長さを残して上部格子からぶら下がっていた。空洞の床面には、破損した燃料棒や、上部端栓とスパイダーの固着物などが崩落して堆積しており、平たんではなかった。
プローブの設計
参考文献
[1] L.S. Beller and H.L. Brown, Design and Operation of the Core Topography Data Acquisition System for TMI-2, GEND-INF-012, 1984.
[2] Quick look inspection: Report on the insertion of a camera into the TMI-2 reactor vessel through a leadscrew opening, GEND-030, vol.1, 1983.