2号機X-6ペネ調査装置付着物-2(2PEN2102)放射線分析
ナビゲーションに移動
検索に移動
No | 日付 | 分類 | 内容 | 備考 | 記載者 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 2022/04/25 | 新規 | 放射線測定結果の登録(IRID報告書より転記)。 | 原稿作成:大西(JAEA) wiki転記:池内(JAEA) | |
2 | 2022/11/18 | 修正確認依頼 | 誤記修正、表現の適正化
|
||
3 | 2022/11/24 | 承認 | 池内(JAEA) |
試料溶解時の外観
試料溶解時の外観を図1に示す。
試料溶解前後の重量
溶解前のサンプル重量(スミア紙を含む重量)及び溶解後の重量(ろ過前後でのフィルタ重量の差)を別ページ放射線分析結果(JAEA 2021年度 受入サンプル共通)に示した。
γ線測定結果
測定日及び測定時間
溶解前試料、溶解液、溶解後残渣のγ線計測日を、測定時間とともに別ページ放射線分析結果(JAEA 2021年度 受入サンプル共通)に示した。
測定結果
次節の溶解前試料、溶解液、及び残渣のγ線スペクトルを図2~図4にそれぞれ示した。また、γ線計測結果と単位試料重量当たりの放射能を別ページ放射線分析結果(JAEA 2021年度 受入サンプル共通)に示した。
測定の結果、溶解前試料からは、Co-60、Rh-106、Sb-125、Cs-134、Cs-137、Ce-144、Eu-154、Eu-155、Am-241、Am-243が検出された。溶解液からは、Co-60、Cs-137、Eu-154、Eu-155、Am-241が検出された。溶解後残渣からは、Co-60、Sb-125、Cs-137が検出された。
ここで、Co-60及びCs-137について、溶解前試料(表5.1-3)と溶解液(表5.1-5)に含まれる放射能量がいずれも同じオーダーであったのに対し、残渣中に含まれる放射能量(表5.1-7)はそれらより1~3桁小さい値であった。このことから、試料中に含まれるCoとCsのほぼ全量が溶解液に移行し、残渣中に残存したCoとCsは極微量であったと考えられる。
- ・溶解前試料のγ線スペクトル
- ・溶解液のγ線スペクトル
- ・溶解後残渣のγ線スペクトル