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Numata Yoshiaki (トーク | 投稿記録) 細 (Numata Yoshiaki がページ「Gr1:2WEL2103A-2021-rad」を「2WEL2103A-2021-rad」に移動しました) |
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{{DISPLAYTITLE:2号機原子炉ウェル内調査排気ダクト点検口表面部A(2WEL2103A)放射線分析}} | {{DISPLAYTITLE:2号機原子炉ウェル内調査排気ダクト点検口表面部A(2WEL2103A)放射線分析}} | ||
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| | |放射線分析結果の掲載(出典<ref name="JAEA23a">令和3年度福島第一原子力発電所の炉内付着物サンプル等の分析,日本原子力研究開発機構,JAEA-Data/Code 2023-005.</ref>) | ||
|旧ページは [[Gr1:2WEL2103A(2021)放射線分析|こちら(アクセス限定:Gr1)]] | |||
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Image | Image:2WEL2103A-rad-1.jpg|'''図1 2WEL2103A サンプル溶解時の外観''' | ||
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==試料溶解前後の重量== | ==試料溶解前後の重量== | ||
溶解前のサンプル重量(スミア紙を含む重量)及び溶解後の重量(ろ過前後でのフィルタ重量の差)を別ページ[[ | 溶解前のサンプル重量(スミア紙を含む重量)及び溶解後の重量(ろ過前後でのフィルタ重量の差)を別ページ[[Results of rad-2021-JAEA|放射線分析結果(JAEA 2021年度 受入サンプル共通)]]に示した。 | ||
==γ線測定結果== | ==γ線測定結果== | ||
===測定日及び測定時間=== | ===測定日及び測定時間=== | ||
溶解前試料、溶解液、溶解後残渣のγ線計測日を、測定時間とともに別ページ[[ | 溶解前試料、溶解液、溶解後残渣のγ線計測日を、測定時間とともに別ページ[[Results of rad-2021-JAEA|放射線分析結果(JAEA 2021年度 受入サンプル共通)]]に示した。 | ||
===測定結果=== | ===測定結果=== | ||
溶解前試料、溶解液、及び残渣のγ線スペクトルを図2~図4にそれぞれ示した。また、γ線計測結果と単位試料重量当たりの放射能を別ページ[[ | 溶解前試料、溶解液、及び残渣のγ線スペクトルを図2~図4にそれぞれ示した。また、γ線計測結果と単位試料重量当たりの放射能を別ページ[[Results of rad-2021-JAEA|放射線分析結果(JAEA 2021年度 受入サンプル共通)]]に示した。<br/> | ||
測定の結果、溶解前試料からはCs-134、Cs-137が検出された。溶解液からも同じくCs-134、Cs-137が検出された。溶解後残渣からはCo-60、Cs-134、Cs-137が検出された。<br/> | 測定の結果、溶解前試料からはCs-134、Cs-137が検出された。溶解液からも同じくCs-134、Cs-137が検出された。溶解後残渣からはCo-60、Cs-134、Cs-137が検出された。<br/> | ||
ここで、Cs-134及びCs-137について、溶解前試料(表(共通)-3)と溶解液(表(共通)-5)に含まれる放射能量がいずれも同じオーダーであったのに対し、残渣中に含まれる放射能量(表(共通)-7)はそれらより2桁小さい値であった。このことから、試料中に含まれるCsの全量が溶解液に移行し、残渣中に残存したCsは極微量であったと考えられる。 | ここで、Cs-134及びCs-137について、溶解前試料(表(共通)-3)と溶解液(表(共通)-5)に含まれる放射能量がいずれも同じオーダーであったのに対し、残渣中に含まれる放射能量(表(共通)-7)はそれらより2桁小さい値であった。このことから、試料中に含まれるCsの全量が溶解液に移行し、残渣中に残存したCsは極微量であったと考えられる。 | ||
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:'''・溶解前試料のγ線スペクトル''' | :'''・溶解前試料のγ線スペクトル''' | ||
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Image | Image:2WEL2103A-rad-2.jpg|'''図2 2WEL2103A 溶解前試料のγ線スペクトル<br>(計測日 2021/12/3、測定時間 500[s])'''<br> | ||
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:'''・溶解液のγ線スペクトル''' | :'''・溶解液のγ線スペクトル''' | ||
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Image | Image:2WEL2103A-rad-3.jpg|'''図3 2WEL2103A 溶解液のγ線スペクトル<br>(計測日 2021/12/15、測定時間 50,000[s])''' | ||
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:'''・溶解後残渣のγ線スペクトル''' | :'''・溶解後残渣のγ線スペクトル''' | ||
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Image | Image:2WEL2103A-rad-4.jpg|'''図4 2WEL2103A 溶解後残渣のγ線スペクトル<br>(計測日 2021/12/14、測定時間 20,000[s])''' | ||
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[[Gr1:Analysismethod-2021-JAEA#放射線測定|分析方法(測定方法、不確かさ評価、定量下限値)はこちら]] | [[Gr1:Analysismethod-2021-JAEA#放射線測定|分析方法(測定方法、不確かさ評価、定量下限値)はこちら]] | ||
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2025年3月13日 (木) 15:23時点における版
No | 日付 | 分類 | 内容 | 備考 |
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1 | 2025/3/13 | 新規 | 放射線分析結果の掲載(出典[1]) | 旧ページは こちら(アクセス限定:Gr1) |
試料溶解時の外観
試料溶解時の外観を図1に示す。
試料溶解前後の重量
溶解前のサンプル重量(スミア紙を含む重量)及び溶解後の重量(ろ過前後でのフィルタ重量の差)を別ページ放射線分析結果(JAEA 2021年度 受入サンプル共通)に示した。
γ線測定結果
測定日及び測定時間
溶解前試料、溶解液、溶解後残渣のγ線計測日を、測定時間とともに別ページ放射線分析結果(JAEA 2021年度 受入サンプル共通)に示した。
測定結果
溶解前試料、溶解液、及び残渣のγ線スペクトルを図2~図4にそれぞれ示した。また、γ線計測結果と単位試料重量当たりの放射能を別ページ放射線分析結果(JAEA 2021年度 受入サンプル共通)に示した。
測定の結果、溶解前試料からはCs-134、Cs-137が検出された。溶解液からも同じくCs-134、Cs-137が検出された。溶解後残渣からはCo-60、Cs-134、Cs-137が検出された。
ここで、Cs-134及びCs-137について、溶解前試料(表(共通)-3)と溶解液(表(共通)-5)に含まれる放射能量がいずれも同じオーダーであったのに対し、残渣中に含まれる放射能量(表(共通)-7)はそれらより2桁小さい値であった。このことから、試料中に含まれるCsの全量が溶解液に移行し、残渣中に残存したCsは極微量であったと考えられる。
- ・溶解前試料のγ線スペクトル
- ・溶解液のγ線スペクトル
- ・溶解後残渣のγ線スペクトル
- ↑ 令和3年度福島第一原子力発電所の炉内付着物サンプル等の分析,日本原子力研究開発機構,JAEA-Data/Code 2023-005.