「2PEN2101-2021-icp」の版間の差分

提供:debrisWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
(ページの作成:「{{DISPLAYTITLE:2PEN2101 ICP-MS}} {| class="wikitable sortable mw-collapsible mw-collapsed" |+更新履歴 !width="30pt"|No !width="100pt"|日付 !width="60pt"|分類 !wid…」)
 
(Numata Yoshiaki がページ「Gr1:2PEN2101-2021-icp」を「2PEN2101-2021-icp」に移動しました)
 
(2人の利用者による、間の31版が非表示)
1行目: 1行目:
{{DISPLAYTITLE:2PEN2101 ICP-MS}}
{{DISPLAYTITLE:2号機X-6ペネ調査装置付着物-1(2PEN2101)ICP-MS}}
{| class="wikitable sortable mw-collapsible mw-collapsed"
{| class="wikitable mw-collapsible mw-collapsed"
|+更新履歴
|+更新履歴
!width="30pt"|No
!width="30pt"|No
7行目: 7行目:
!width="500pt"|内容
!width="500pt"|内容
!width="200pt"|備考
!width="200pt"|備考
!width="100pt"|記載者
|-
|-
|1
|1
|2022/04/25
|2025/3/6
|新規
|新規
|2PEN2101 ICP-MS分析結果の登録(IRID報告書より転記)。
|ICP-MS分析結果の掲載(出典<ref name="JAEA23a">令和3年度福島第一原子力発電所の炉内付着物サンプル等の分析,日本原子力研究開発機構,JAEA-Data/Code 2023-005.</ref>)
|
|旧ページは [[Gr1:2PEN2101(2021)ICPMS|こちら(アクセス限定:Gr1)]]
|原稿作成:佐々木・大西(JAEA)<br>
wiki転記:池内(JAEA)
|-
|2
|2022/11/22
|承認
|
|不確かさ及び定量下限値の評価は[[Gr1:分析方法(JAEA 2021年度)|分析方法]]に移動した。
|池内(JAEA)
|-
|3
|2023/1/6
|改訂
|Zrの追加分析結果の追記に伴い、表の連番を修正した。
|
|池内(JAEA)
|}
|}


ICP-MSを用いた溶解試料の定性分析により得られた各質量数における計数率 [CPS]の一覧表を表(共通MS)-1に示す。また,各質量における計数率から硝酸測定時の計数率を差し引いた正味の計数率を,図(2PEN21xx)-7(a)~(l)に示す。また,Cr,Fe,Ni,Zr,Mo,Nd,Uの核種の定量結果を,表(共通MS)-4~14に示す。単位試料重量あたりの定量値 [ng/g]を,表(共通MS)-15~25に示す。表(共通MS)-4~14では,スミアろ紙を含む試料全量あたりの定量値 [ng]を示しており,ICP-MS測定で得られた濃度に,測定時の希釈倍率と元の試料溶液の体積(30 [ml])を乗ずることで,元の試料溶液(30 [ml])に含まれる核種の重量を求めた。放射線計測の結果に示す通り,試料中のCsの大部分が溶液中に移行していることから,ほかの元素/核種についても大部分が溶液中に移行していると想定し,試料溶液中(30 [ml])に含まれる核種の重量は,スミアろ紙に含まれていた核種の重量に相当すると判断した。これらの核種の重量を,試料重量で除することにより,表(共通MS)-15~25に示す単位試料重量あたりの重量を得た。
==定量分析結果==
 
: 定量分析結果を別ページ[[Results of ICP-MS-2021-JAEA#定量分析結果|ICP-MS測定結果(JAEA 2021年度 受入サンプル共通)]]に示した。
表(共通MS)-27に,各元素の同位体比を示す。Cr,Fe,Ni,Zr,Mo,Ndについては,天然同位体組成に近い同位体組成であることが分かった。Uについては,U-234,U-235,U-236,U-238の核種が両方の試料で検出された。U-235/U-238の同位体比は2.00±0.03 wt%(2PEN2101)および1.93±0.02 wt%(2PEN2102)であった。
: 2PEN2101では、Cr、Fe、Ni、Mo、Ndについては、天然同位体組成に近い同位体比であった。Uについては、U-234、U-235、U-236、U-238が検出され、U-235/U-238の同位体比(0.0200±0.0006)は天然同位体比(0.0072)よりも高い値を示しており、燃料由来であることが示唆された。
 
[[Gr1:ICPMS分析結果(2021JAEA共通)|ICP-MS分析結果(サンプル共通)表(共通MS)-1~27]]
 
<gallery mode="packed" heights=200px caption="図(2PEN21xx)-7 2号機X-6ペネ調査装置付着物 ICP-MS定性分析結果">
Image:Gr1:ICPMS分析2PEN21xx-1.jpg|質量数 2~26
Image:Gr1:ICPMS分析2PEN21xx-2.jpg|質量数 27~51
Image:Gr1:ICPMS分析2PEN21xx-3.jpg|質量数 52~71
Image:Gr1:ICPMS分析2PEN21xx-4.jpg|質量数 72~91
Image:Gr1:ICPMS分析2PEN21xx-5.jpg|質量数 92~111
Image:Gr1:ICPMS分析2PEN21xx-6.jpg|質量数 112~131
Image:Gr1:ICPMS分析2PEN21xx-7.jpg|質量数 132~151
Image:Gr1:ICPMS分析2PEN21xx-8.jpg|質量数 152~171
Image:Gr1:ICPMS分析2PEN21xx-9.jpg|質量数 172~191
Image:Gr1:ICPMS分析2PEN21xx-10.jpg|質量数 192~211
Image:Gr1:ICPMS分析2PEN21xx-11.jpg|質量数 212~231
Image:Gr1:ICPMS分析2PEN21xx-12.jpg|質量数 232~251
</gallery>


[[Gr1:分析方法(JAEA 2021年度)|分析方法(測定方法、不確かさ評価、定量下限値)はこちら]]
==定性分析結果==
: 定性分析結果を別ページ[[Results of ICP-MS-2021-JAEA#定性分析結果|ICP-MS測定結果(JAEA 2021年度 受入サンプル共通)]]に示した。
: 2PEN2101では、Fe、Al、Pb、Zn、Sb、U、Ca、Cu、Zr、Mn、Ni、Sn、Mo、V、Y、Gd、Pu、Np、Sr、Pr、Ag、Nd、Pd、Rh、Bi、As、Sm、Cdの計28元素が検出された。

2025年3月6日 (木) 15:09時点における最新版

更新履歴
No 日付 分類 内容 備考
1 2025/3/6 新規 ICP-MS分析結果の掲載(出典[1] 旧ページは こちら(アクセス限定:Gr1)

定量分析結果

 定量分析結果を別ページICP-MS測定結果(JAEA 2021年度 受入サンプル共通)に示した。
 2PEN2101では、Cr、Fe、Ni、Mo、Ndについては、天然同位体組成に近い同位体比であった。Uについては、U-234、U-235、U-236、U-238が検出され、U-235/U-238の同位体比(0.0200±0.0006)は天然同位体比(0.0072)よりも高い値を示しており、燃料由来であることが示唆された。

定性分析結果

 定性分析結果を別ページICP-MS測定結果(JAEA 2021年度 受入サンプル共通)に示した。
 2PEN2101では、Fe、Al、Pb、Zn、Sb、U、Ca、Cu、Zr、Mn、Ni、Sn、Mo、V、Y、Gd、Pu、Np、Sr、Pr、Ag、Nd、Pd、Rh、Bi、As、Sm、Cdの計28元素が検出された。
  1. 令和3年度福島第一原子力発電所の炉内付着物サンプル等の分析,日本原子力研究開発機構,JAEA-Data/Code 2023-005.