「2u-PCVDEPO-2-2017」の版間の差分
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格納容器内部調査で使用した、パンチルトカメラの表面を拭き取ったもの。ペデスタル内上部から落下した水滴中の成分(微粒子)が付着している可能性がある。 | |||
⇒[https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/decommissioning/committee/osensuitaisakuteam/2019/05/3-3-2.pdf 東電公開資料] | |||
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2021年1月10日 (日) 10:46時点における版
更新履歴
日付 | 分類 | 内容 | 備考 |
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2021/01/09 | 新規 | 2u-PCVDEPO-2-2017の分析結果の登録 | |
yyyy/mm/dd | 更新 | XXXの分析結果の追記 | |
yyyy/mm/dd | 改訂 | XXXの分析結果について再評価した結果yyyy/mm/ddの更新に不備があったため修正 |
プロジェクト名
平成29年度補正予算 廃炉・汚染水対策事業補助金に係る補助事業 (燃料デブリの性状把握のための分析・推定技術の開発) にて試料の採取・分析を実施。
⇒ 平成29年度補正予算 廃炉・汚染水対策事業補助金に係る補助事業 (燃料デブリの性状把握のための分析・推定技術の開発) 報告書
採取位置
格納容器内部調査で使用した、パンチルトカメラの表面を拭き取ったもの。ペデスタル内上部から落下した水滴中の成分(微粒子)が付着している可能性がある。
採取時の試料形状
研究施設での外観観察結果を参照のこと。
試料番号
1号機のエアロック室堆積物から採取した本試料については、debrisWikiにおいて2u-PCVDEPO-2-2017と名付ける。
本試料の分析結果等については東京電力HDより既に公開されており、東京電力HDのHP上では試料名2号機 格納容器内部調査装置付着物と名付けられている。
⇒ 1~3号機格納容器内部調査関連サンプル等の分析結果(2020年11月26日)
分析機関
2u-PCVDEPO-2-2017は「平成29年度補正予算 廃炉・汚染水対策事業補助金に係る補助事業 (燃料デブリの性状把握のための分析・推定技術の開発)」において以下の機関が各分析を実施した。
- 原子力機構:外観観察、イメージングプレート(IP)測定、FE-SEM/WDX分析、硝酸溶解後試料のICP-MS分析、放射線分析
採取時期
2017/2に2号機PCV内部調査において使用した装置をふき取った。 採取後に1F内で保管され、2017/9に1Fから分析機関に輸送された。
分析時期
2u-PCVDEPO-2-2017は2017/1/17~2018/3に以下の分析が各々の機関で実施された。
【原子力機構】
外観観察:yyyy/mm/dd~yyyy/mm/dd, (再分析)yyyy/mm/dd~yyyy/mm/dd
イメージングプレート(IP)測定:yyyy/mm/dd~yyyy/mm/dd
FE-SEM/WDX分析:yyyy/mm/dd~yyyy/mm/dd
硝酸溶解後試料のICP-MS分析:yyyy/mm/dd~yyyy/mm/dd
放射線分析:yyyy/mm/dd~yyyy/mm/dd
分析後の保管場所
外観観察、IP測定の試料はその後試料採取(残材は他の試料とともに1Fに返却予定)しており、FE-SEM/WDX分析の試料は分析後に原子力機構_FMFで保管されている(終了後、1Fに返却予定)。FE-SEM/WDX分析試料は原子力機構_FMFに保管されている(終了後、1Fに返却予定)。硝酸溶解後試料はAGFに保管されている(保管期間:~yyyy/mm/dd)。
分析フロー
分析フローは図の通り。
分析方法
外観
搬入された試料を開封し、デジタルカメラにて写真撮影する。汚れなどの個所を確認する。
イメージングプレート
イメージングプレートに試料を載せ、露光時間を調整してデータを取得し、汚染個所を確認する。
FE-SEM/WDX
イメージングプレートで汚染が確認された箇所から取得された試料をホルダに固定し、SEI像とWDXによる面分析により試料表面のU粒子を確認(500倍)。U粒子の周辺は拡大して周辺の元素をWDXにて分析する。
ICP-MS
溶解試料について、ICP-MSで測定を実施(記載を追加する)
放射線分析
溶解試料について、αスペクトロメータ、γスペクトロメータで測定(記載を追加する)
分析結果
外観
外観写真については、灰色~黒色の汚れが、表面に観察された。
イメージングプレート
FE-SEM/WDX
2u-PCVDEPO-2-2017 FE-SEM/WDX結果
- 繊維の表面の付着物にUが検出され、高倍においては、U,Zr,Cs,Pu が検出された。
- ※Csは他のピーク等の干渉を含め検証中であり参考データである。
※FE-SEM/WDXのデータについては、試料表面から二次電子が侵入した範囲の周辺情報を拾っている可能性があることに注意のこと。
ICP-MS
遮蔽体成分としてのPb,海水成分としてのNaやCa等,炉内構造材成分としてのFeやCr等,燃料成分としてのUが含まれることが分かった。また、Ni,Coが多く検出されている。
放射線分析
γ線スペクトロメトリーの結果,Cs-134,Cs-137,Co-60,Rh-106,Sb-125,Ce-144,Eu-154及びEu-155が含まれることが分かった。α線スペクトロメトリーではα線核種は検出されなかった。
参考文献
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