「2WEL2102A-2021-sem」の版間の差分

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|2022/05/10
|新規
|2WEL2102A FE-SEM/WDXの分析結果の登録(IRID報告書より転記)。
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|原稿作成:佐々木(JAEA)<br>
wiki転記:池内(JAEA)
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|2022/10/26
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|FE-SEM/WDXの分析結果説明文の修正
*周辺からの影響の明記。
|議論のページを参照。
|原稿作成:佐々木(JAEA)<br>
wiki転記:池内(JAEA)
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|2022/11/23
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|FE-SEM/WDXの分析結果説明文の修正(本文を朱書)
*「定性分析」と「元素マッピング」、「点分析」と「面分析」の表現の運用の見直し
|表現の運用については[[Gr1:2PEN2101(2021)SEM-WDX|2PEN2101 SEM/WDX 議論]]のページを参照。
|佐々木(JAEA)
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|2022/11/24
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|池内(JAEA)
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==試料蒸着処理==
==試料蒸着処理==

2024年4月1日 (月) 15:36時点における版


更新履歴
No 日付 分類 内容 備考 記載者
1 2022/05/10 新規 2WEL2102A FE-SEM/WDXの分析結果の登録(IRID報告書より転記)。 原稿作成:佐々木(JAEA)

wiki転記:池内(JAEA)

2 2022/10/26 修正 FE-SEM/WDXの分析結果説明文の修正
  • 周辺からの影響の明記。
議論のページを参照。 原稿作成:佐々木(JAEA)

wiki転記:池内(JAEA)

3 2022/11/23 修正 FE-SEM/WDXの分析結果説明文の修正(本文を朱書)
  • 「定性分析」と「元素マッピング」、「点分析」と「面分析」の表現の運用の見直し
表現の運用については2PEN2101 SEM/WDX 議論のページを参照。 佐々木(JAEA)
4 2022/11/24 承認 池内(JAEA)

試料蒸着処理

切り出した試料のカーボン蒸着処理を行い、FE-SEM用の分析ステージに乗せた様子を図1に示す。

全体SEI画像

FE-SEM用試料の全体SEIを図2に示す。SEM観察用試料は三角形の板状であり、表面の付着物が多い箇所を中心に、Uの面分析を連続的に実施してU含有粒子の探索を行った。

確認されたU含有粒子

U含有粒子の探索によって確認されたU含有粒子を図2に示す。長径約5μmのU含有粒子が確認された。

点分析による波長プロファイル及び検出元素

図4~7にWDX点分析の概略位置、測定された波長プロファイル及び検出元素を示す。
U含有粒子上の点分析による波長プロファイルでは、U、Pu、Fe、Al、Mgのピークが検出された。また、周辺の点分析ではFe、Cr、Ni、Zn、Mg、Al、Si、Clのピークが検出された。

面分析による特性X線像

図8にWDX面分析によるU、Pu、Cs、Sb、Zr、Fe、Cr、Ni、Zn、Mo、Si、Al、Mg、Clの特性X線像を示す。
Uと同じ箇所にはPuが確認された。U含有粒子の周辺にはFe、Cr、Si、Mg、Clが広範囲に確認され、Zn、Ni、Alが点状に観察された。この結果から、U含有粒子上の点分析による波長プロファイル上で検出されたFe、Al、Mgは周辺の領域の影響を受けているものと推測される。

SEM/WDX分析からのU含有粒子上及びU含有粒子周辺の元素検出結果

以上より、U含有粒子上ではPuが検出され、U含有粒子周辺にはFe、Cr、Si、Mg、Cl、Zn、Ni、Alが検出された。