「DebrisWikiについて」の版間の差分

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名称を正式にdebrisWikiとすることを決定する。
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2021年10月には、以下の業績が評価され、理事長表彰を受賞した。
 
2021年10月には、以下の業績が評価され、理事長表彰を受賞した。
 
<blockquote>標題: debrisWikiの開発と廃炉事業者への開示
 
<blockquote>標題: debrisWikiの開発と廃炉事業者への開示
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グループ名: Team debrisWiki (山下拓哉 他15名)
 
グループ名: Team debrisWiki (山下拓哉 他15名)
  
<当該業績の評価>
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当該業績の評価: 1F廃炉プロジェクトにおける、知見・データの系統的整備の重要性に着眼し、debrisWikiを整備、廃炉事業者に開示し、廃炉工程設計の予備検討などへの利用を開始した。特に重要となるデブリ分析について、分析品質管理方法をとりまとめた。本成果は、今後の廃炉に係る国際協力においても我が国を代表する成果物となる。これらにより、廃炉研究における原子力機構のプレゼンスを高めた。</blockquote>
 
 
1F廃炉プロジェクトにおける、知見・データの系統的整備の重要性に着眼し、debrisWikiを整備、廃炉事業者に開示し、廃炉工程設計の予備検討などへの利用を開始した。特に重要となるデブリ分析について、分析品質管理方法をとりまとめた。本成果は、今後の廃炉に係る国際協力においても我が国を代表する成果物となる。これらにより、廃炉研究における原子力機構のプレゼンスを高めた。</blockquote>
 
  
 
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2022年3月29日 (火) 00:16時点における最新版

debrisWiki(廃炉研究基盤データベース)は、各専門家によって作り上げられている、福島第一原子力発電所(1F)廃炉に係る知識の集大成です。

debrisWikiの目的

1F廃炉において、デブリ分析者・評価者、廃炉事業者、研究者等のユーザーが必要とする情報のハブとなることを目的としています。常に最新で、技術レビューを受けた正しい情報を提供します。

従来、プロジェクト毎に得られた成果は個別にまとめられており、各々から得られた知見が総合的な評価に役立てられていませんでした。また、1F内部調査の最新知見との関係が正しく反映されていなかった点や品質管理の観点から、廃炉事業者が様々な知見を活用しづらい状況でした。従来型の報告書形式では、情報のアップデートや修正を行うことは困難であったため、常に最新の情報に更新できるwiki形式で各成果を取りまとめ、系統的にデータベース化することとしました。

debrisWikiの沿革

2019年

2019年12月、平成29年度補正予算廃炉・汚染水対策事業補助金に係る補助事業 (燃料デブリの性状把握のための分析・推定技術の開発)の報告書を取りまとめるにあたり、前年度の報告書から何が修正・更新されたのか、事実と推測が混在しており何が正しい情報なのか、廃炉事業者の観点で活用しやすいものなのか、といった観点で、廃炉事業者や廃炉に携わる研究者が使いやすいデータベースを構築すべきとの議論が始まる。(当時の目的は、燃料デブリ特性リストの高度化)

2020年

2020年1月には、日本原子力研究開発機構(JAEA) 廃炉環境国際共同研究センター 炉内状況把握ディビジョン 燃料溶融挙動解析グループの間所寛がローカル環境でdebrisWiki(仮)を整備する。当面はJAEA内で試験的な運用を行なった。

2019年度実施分成果報告の一部として、debrisWiki(仮)が紹介される。

東京電力HDとの共同研究のもと、2020年10月には一般公開版のdebrisWiki(仮)が整備される。

2021年

名称を正式にdebrisWikiとすることを決定する。

2021年10月には、以下の業績が評価され、理事長表彰を受賞した。

標題: debrisWikiの開発と廃炉事業者への開示

グループ名: Team debrisWiki (山下拓哉 他15名)

当該業績の評価: 1F廃炉プロジェクトにおける、知見・データの系統的整備の重要性に着眼し、debrisWikiを整備、廃炉事業者に開示し、廃炉工程設計の予備検討などへの利用を開始した。特に重要となるデブリ分析について、分析品質管理方法をとりまとめた。本成果は、今後の廃炉に係る国際協力においても我が国を代表する成果物となる。これらにより、廃炉研究における原子力機構のプレゼンスを高めた。

2022年